「中国医学は高い山と思ったら沼だった話」

幼い頃から虚弱体質で、常に体調が芳しくない日々を送っていました。どこの医療機関を受診しても、『自律神経失調症』で片付けられてしまっていたのです。
そんな事もあり、体や健康に関する興味からカイロプラクティックやアロマテラピーを学びました。
その中で、もう一つ学んだものの中で『中医美顔療法』と言うものがありました。
しかし、手技は習っていても基本的な中国医学は学んでいませんでした。
どうしても、基本を知りたいと言うことが、中国医学を本格的に学びたいと思ったキッカケです。
60手前にして、エベレスト登山に臨むようなものでした。
時として酸欠状態にもなりましたが(笑)

本講座は、あっという間の2年半。
しかし、卒業したとて恐らく高尾山あたり登ったくらいだと思います。
そして、中国医学というものは年齢を経て人生経験を積んできた方々こそ学んでいただきたいのです。
何となくやり過ごしてきた体のことや、気持ちの揺らぎの『なぜ』の多くのヒントが得られます。
そう…知識を得るのではなく、智慧を学ぶことが中国医学だから。

ちなみに、私は卒業しても、過去に得たアロマテラピーの知識を生かしつつ『中医芳香療法』という新分野を今中先生をはじめ、仲間と共に研究しております。

まだまだ先は長いけれど、ずっと登り続けたい山…そして、深い深い沼。
古くて新しい中国医学の魅力は、計り知れません。


大阪2期生 猪狩ひで美